若尾圭介(オーボエ)
・1990年よりボストン交響楽団準首席奏者及びボストンポップスオーケストラ首席奏者。ニューイングランド音楽院及びロンジー音楽院で教鞭をとる。マンハッタン音楽院にてジョゼフ・ロビンソン氏に師事、同音楽院卒業後の1987年、マイケル・ティルソン・トーマス率いるニューワールド交響楽団に初代オーボエ奏者として入団。日本での活動としては88年より“若尾オーボエキャンプ”を毎年行っている。98年クリストフ・エッシェンバッハ氏と共演のデビューCD「カンツォネッタ」をはじめとし、CDのリリースも多数。近年では代官山ヒルサイドテラス音楽祭音楽監督、ボストン郊外リディーマー教会コンサートシリーズのプロデュースなどソリスト以外にも様々な活動を展開している。本公演「日本アメリカ交流コンサート」は自らもスポンサーとなり、発案、企画から開催までの全てを担う。

トーマス・マーティン(クラリネット)
・1984年よりボストン交響楽団凖首席奏者、及びボストンポップスオーケストラ首席奏者。ソリスト、室内楽奏者としても世界各地で活躍している。PBSテレビ「イヴニング・ポップス」ではこれまでに数回、トーマス・マーティン特集が組まれた。2008年夏、タングルウッド音楽祭におけるエリオット・カーター生誕100年記念コンサートに、カーター作曲クラリネット協奏曲のソリストとして出演。現在、アンドレ・プレヴィン自らがトーマス・マーティンに捧ぐとしてクラリネットソナタを作曲中で、これは2010年春、世界初演の予定である。

エリ・エプスティン(ホルン)
・1987年、クリーヴランド管絃楽団入団。1989年クリーヴランド音楽院にて教鞭をとる。フィラデルフィア管絃楽団、クリーヴランド管絃楽団と共演。タングルウッド音楽祭、フィラデルフィア音楽アカデミー、ケネディーセンターなど各地でのコンサートにも出演している。テラーク、テデック、ロンドン・デッカ、グラモフォンからリリースされたCDがある。2005年クリーヴランド管絃楽団を退団、ボストンに本拠を移し、現在はボストン音楽院、ウェスト音楽アカデミー、アスペン音楽アカデミーで教鞭をとる。またアスペン室内楽シンフォニー首席ホルン奏者を務め、オルフェウス室内管弦楽団、ボストン交響楽団ホルン奏者としてもゲスト出演している。

水谷上総(ファゴット)
・京都市出身。16歳よりファゴットを始める。1987年京都市立芸術大学卒業、ドイツ学術交流会(DAAD)給付留学生としてデトモルト音楽大学に留学。1990年同大学を最優秀賞で卒業、ヘルマン・ユンク氏に師事。ライン・ドイツ歌劇場管弦楽団(1989年〜)、群馬交響楽団(1993年〜)を経て2000年NHK交響楽団首席ファゴット奏者に就任。東京芸術大学、東京音楽大学において後進の指導にも当たっている。

豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)
・江藤俊哉、江藤アンジェラ両氏に師事。1986年桐朋学園大学卒業。同年弱冠22歳で新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターに就任。現在、九州交響楽団コンサートマスター、兵庫芸術文化センターコンサートマスターを兼任。アイザック・スターンやヨーヨー・マなど世界の名手との共演も多い。1991年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。桐朋学園大学大学院講師。ながさき室内楽祭音楽監督。1719年製アントニオ・ストラディヴァリウスを使用。

ロジャー・タッピング(ヴィオラ)
・1995年より10年間、タカーチ弦楽四重奏団ヴィオラ奏者として世界各地でベートーベン、バルトークなどを演奏、高い評価を得る。ベートーベン及びバルトーク弦楽四重奏曲全曲を含むロンドン・デッカからリリースされたCDは、グラミー賞、3つのグラモフォン賞、日本レコードアカデミー室内楽曲部門賞などを受賞。ロンドンではアレグリ弦楽四重奏団ヴィオラ奏者としても活躍するなど、ソリストや室内楽奏者として全米、ヨーロッパ各地で幅広く演奏活動をしている。ニューイングランド音楽院、ロンジー音楽院、ボストン音楽院でヴィオラ及び室内楽の教鞭をとり、バンフ、イエローバーン、パールマン及びタングルウッド音楽祭においても後進の指導に当たっている。

元渕舞(ヴィオラ)
・2000年ボロメーオ弦楽四重奏団ヴィオラ奏者に就任以来、世界各地において900回以上のコンサートに出演。同弦楽四重奏団はその国際的な活躍が評価され、これまでニューヨーク・リンカーンセンターよりマーティン・E・シーガル賞、エヴリー・フィッシャーキャリアグラント、セント・ボトルフ賞などを受賞している。奈良県出身。1989年毎日学生音楽コンクール室内楽部門第一位、1991年全日本室内楽コンクール第一位。アメリカではフィショフ・ナショナル室内楽コンクール・ジュニア部門優勝、タングルウッド音楽祭ではヘンリー・コーン記念賞を授与される。現在、ニューイングランド音楽院、タオス音楽院、天理教音楽研究会でも教鞭をとる。

ミハイル・ジョージャートゥ(チェロ)
・ルーマニア出身。2001年、ボストン交響楽団入団。ブカレスト音楽院で学んだ後、ボストン音楽院にて元ボストン響チェロ奏者ロナルド・フェルドマンに師事。ボストン大学ではボストン響首席チェロ奏者ジュールス・エスキンに師事。ボストン大学芸術学部コンチェルトコンペティション優勝、ボストン音楽院アリアコンチェルトコンペティション第1位、タングルウッド音楽祭ではカール・ザイス記念賞を授与される。ロンジー音楽院にて教鞭をとる。また、トリップティック弦楽三重奏団メンバーとしても活躍している。

エドウィン・バーカー(コントラバス)
・1976年、最優秀の成績でニューイングランド音楽院を卒業。ヘンリー・ポルトノイに師事。シカゴ交響楽団を経て、22歳でボストン交響楽団首席コントラバス奏者として入団。全米において最も優れたコントラバス奏者の一人としてその名を知られるようになる。ボストン交響楽団、ボストン・チャンバー・プレイヤーズ、ボストン現代音楽アンサンブルなどと共演、その録音も多数ある。ボストン大学芸術学部准教授、メリーランド大学ナショナルオーケストラインスティテュート、タングルウッド音楽祭音楽センターでは器学・オーケストラ学の学部長を務めるなど後進の指導にも精力的に当たっている。

ヒュー・ヒントン(ピアノ)
・タングルウッド音楽祭、マナードノック音楽祭、ボストン・ガードナー美術館、ワシントンDCフィリップコレクションにおいてなど、リサイタル、室内楽奏者として幅広く活躍している。エクセトラ、CRI、アルバニー、ニューポートクラシックなどのレーベルよりCDをリリースしている。ハーバード大学卒業後、修士号と博士号をニューイングランド音楽院にて取得。現在、ニューイングランド音楽院では音楽史を、ロンジー音楽院でピアノの教鞭をとる。1993年よりコア・アンサンブルのメンバーとしても活躍中である。

エドモンド・アーカス(ピアノ)
・リサイタル、オーケストラとの共演、室内楽奏者として全米、日本、イギリスにおいて高い評価を得る。特にこの10年間はボストン響オーボエ奏者、若尾圭介とボストン近郊、タングルウッド音楽祭、日本などで共演を重ねている。他に、パリ管弦楽団、NHK交響楽団、ボストン響、ベルリンフィルなどのメンバーと室内楽の共演も多い。最近の活動としては2008年夏、岐阜県大垣市及び東京においてソロリサイタルを開催、また大垣市室内管弦楽団とベートーヴェン・ピアノ協奏曲第一番を共演した。